J1ビザ取得への道③~スポンサー団体面接を受ける~
受け入れ先企業が決まってしまえばあと少し!と思っていましたが、ここからもまた長く感じました。
スポンサーとは
アメリカではビザを申請する場合にスポンサーが必要になります。
就労ビザであれば、働く予定の会社が雇用主であり、スポンサーになります。
しかし、J1ビザというのは就労ビザではありません。
ですから、受け入れ先企業はスポンサーにはならないんです。
J1ビザは、アメリカの国務省が管轄するビザであるため、国務省が認可した非営利教育団体(NPO団体)がビザスポンサーになります。
そのため、このビザスポンサーであるNPO団体の面接を受け、パスしないとビザを発行してもらうことができないのです。
スポンサー団体面接のムズカシサ
スポンサー団体の面接を受けるにあたり、たーくさんの書類を作成します。
私の場合、エージェントが作成しましたので私自身は情報を提供するだけでそれほどやることがありません。
ですから待っている時間が長いのです。1ヶ月~1ヵ月半ほど。
書類ができたら、その書類の内容を理解する必要があります。
私が提供した情報を元に作成された書類ではありますが、中身は事実と異なることばかり。
J1ビザの申請条件に沿った内容にするために、かなり話が作りこまれているのです。
うそも方便とは言いますが、英語でそれをやってのけるのはかなりの至難の業です。
でもそうしないとビザが取得できない・・・
そして、あくまでもトレーニングを受けるので、仕事をすると言ってはいけない・・・
このような細かいところが一番のムズカシサでした。
※ T大統領就任後、このJ1ビザの申請はますます難しくなっています。
社会人経験が足りなくてもダメ、ありすぎてもダメ。
このルールがますます厳しくなっています。
申請する側ももちろんのこと、企業の条件もさらに厳格化されているようです。
ハワイの企業の中にはJ1ビザのインターン生の受け入れを諦めた企業もあるくらいです。
英語レッスン
私が選んだエージェントではパッケージに英語レッスンが6回ついていました。
英語レッスンとはいっても、完全にスポンサー団体面接対策(レッスン1~5)と大使館面接対策(レッスン6)です。
”あらかじめ用意された想定質問に対する回答をひたすら練習する。”
ですから、ベースとなる英語力はある程度必要ですし、日常会話で使うような英語力向上につながるものでもありません。
また、英語レッスンのスケジュールとビザ申請のスケジュールがなかなかうまく噛み合いません。
例えば、レッスン2まではかなり初期の段階で受講することができますが、レッスン3以降はある程度書類ができてからしか受けることができません。
そのため、レッスン2とレッスン3の間は半年も空いてしまいました。
さらに、スポンサー団体面接の候補日がかなり直近のもので連絡がきてしまいました。
他にも先に申請していた方がいたにも関わらず、私のスポンサー団体面接が直近でスケジュールされてしまったようで、英語レッスン担当の方も驚いていました。
<スポンサー団体面接直前のスケジュール>
12月13日 英語レッスン3&4
12月13日 スポンサー団体から面接日程候補日の連絡をもらう
(候補日 : 12月16日、12月17日)
12月15日 英語レッスン5
12月16日 スポンサー団体面接
スポンサー団体面接を受ける
面接自体は本当に数分で終わりました。
え?!というくらい短かったです。
<所要時間>
10分弱
※ インタビュー開始前にメッセージで準備できているか確認あり。
※ 質疑応答は3分の2ほどで残りの時間はスポンサーからの説明。
<質問の内容>
・なぜJ1ビザなのか。
・トレーニングの内容
・トレーニングを通して獲得したいスキル
・興味のある文化活動
・住む場所はどのようにして見つけるか
・緊急時の保険やお金はどのようにするか
・1週間のトレーニング時間
・報酬について
これまでながーい準備期間があり、待ち時間があったにも関わらず、面接は一瞬。
あまりに一瞬過ぎて拍子抜けしました。
なぜこんなに一瞬だったのかはよくわかりませんが、今はきっとこんなに簡単ではないのだと思います。
大統領交代の影響というのはかなり大きいようですね。。。